「わすれないうた」
Unforgettable Songs
腐蝕銅レリーフ
150*200 mm
ふと娘から漏れ出る鼻歌みたいなものを隣で聴いているのがとても心地よく、それは私にとって最も幸せなメロディです。諧調も拍子も自由な旋律はきっとすぐに忘れてしまうのだけど、この「特定の音を受容して沸き起こる幸福な感覚」は私の宝物。どうやったらこの無形の価値を新鮮な状態で保管できるのだろうか、などと思索する程には幸福をもたらします。このような感覚を描き記すことは、絵画制作における可能性のひとつであると思います。
こどもたちの声に耳を傾けることができる社会で、幸せなメロディをずっと聴いていられますように。
ストレプトカーパス:ささやかな歌声、この囁きに耳を傾けて、信頼に応える
小柳優衣 腐蝕作品展「蝶の雫」
— 小柳 優衣 (@yui_koyanagi) April 7, 2019
腐蝕技法によって銅に刻まれた1点物のレリーフ作品です。時を重ねて腐蝕された銅の素材感とともに、いとしい妖精たちが織り成す叙情的な世界観をお楽しみください。
会期:2019年5月15日(水)~5月21日(火)
会場:銀座三越 pic.twitter.com/sFIuQRSf5V
今回は形跡としての銅版画ではなく、銅に刻まれた時の経過そのものを作品として展示します。
— 小柳 優衣 (@yui_koyanagi) April 7, 2019
2年前の原版展「錆色の森」の手応えを深め、今回初めて"版"としての性質を越えた画面構成に挑戦しました。画像は限界まで腐蝕され貫通した銅板。 pic.twitter.com/LIIVAcV21z
〈腐蝕銅レリーフ〉
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わすれないうた